おおぶねファンドについて(その2)

現時点で考えているおおぶねファンドの素晴らしい点は以下の3点かと思います。

1.ファンドの内容と運用している人の顔が見えやすこと(手触り感)

2.相場が下がる時にあまり下がらないこと(下方硬直性)

3.アクティブファンドにしては手数料が安いこと

それぞれ説明して行きたいと思います。

 

1.ファンドの内容と運用している人の顔が見えやすこと(手触り感)

おおぶねファンドシリーズはこんなに情報出しちゃってもいいの?というぐらい充実したディスクローズを行なっています。奥野さんのよく言われている、「オーナーとしての株式投資」。オーナーだったらその内容について気になりますよね?私は出身大学に寄付を定期的にしているのですが、必ずその金額がどのように使われているか詳細にレポートをしてくれるので非常にありがたいです。それと同じイメージかと思います。

月次レポートを見て頂くとよくわかると思うのですが、投資の内容だけでなく、投資判断プロセスや着眼点もよく分かりますし、単純に読み物としても面白いです。

先日読んだ石川善樹さんの著書「フルライフ」のなかで知的生産のコンセプト創りの議論があるのですが、そこでは「コンセプトを作る力→具体と抽象の往復」という話があります。おおぶねレポートでは色々な業界、企業のビジネスモデルが取り上げられるのですが、この「具体と抽象の往復」という観点でも非常にアナロジーが効きやすく、個人的には思考力の底上げに役立つ感じがします。ということで様々なビジネスパーソンの方にも非常にオススメできるレポートです。

https://doc.wam.abic.co.jp/ap02rs/contents/pdf/25311177_m.pdf

note,Twitter等の情報発信は前回のブログ通りです。非常に充実しています。もう一つのアクティブファンド、ベイリーギフォードもここまでやっていないです。

2.相場が下がる時にあまり下がらないこと(下方硬直性)

私の場合、年金資産で長期的に積み立てているので短期的なパフォーマンスというよりは長期的にあまり下がらないということの方が重要な気がします(もちろんパフォーマンスは良好であるという前提で)。以下はインデックスで投資を行なっているe-maxis(S&P)とおおぶねのパフォーマンスヒストリカルの比較です(e-maxis設定日の基準価額を100として指数化しています)。

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S&Pは相当優秀なインデックスという認識で、これにトラックできるアクティブはそれだけでもすごいと思うのですが、例えばコロナの時期でも下方硬直性はおおぶねに軍配が上がります。前回高値を戻しに行くスピードも早いですね。。。長期投資という観点では非常に安心です!

3.アクティブファンドにしては手数料が安いこと

これはそのままです。アクティブファンドで1%の水準をきるファンドは今までお目にかかったことがありません(おおぶね米国)。前回のブログでもお話した「おおぶねグローバル」の成功報酬体系も画期的ですよね!

こんなに情報開示が充実していてパフォーマンスも良くて手数料が安ければ、いわゆるコスパもいい感じがします。

もう一つのベイリーギフォードはパフォーマンスはとてもいいのですが情報開示や手数料の点では若干いまいちです。

ということで次回はベイリーギフォードについてお話したいと思います!